今回の決断に至るまでには、スチと話し合っただけでなく勿論、レイラにも意見を聞いた。
最初、赤ちゃんがいると告げた時は、やっぱりレイラもスチと一緒で“次の妊娠は危ない"って認識があって、第一声は「え〜〜⁉マミー死んじゃうの?!」って、不安の表情を浮かべた。
必ず死ぬ事はない。だけど必ず助かる保証も無い。なにかあるかもしれないという危険度は確かに前よりは高くなる。でもね、それでもマミーの安全を考えて、今赤ちゃんを外に出してしまうという方法もある。そうすると、赤ちゃんは勿論死んでしまうけどね。。
そんな話をしだすと、一気にパニクったレイラは支離滅裂なことを言い出し…。
「え…じゃあ、赤ちゃんをこれ以上大きくならないようにクスリとか飲んで、それで赤ちゃんを小さくして産むとかはできないの?」
赤ちゃんは大きくならないと生まれてこれないんだよ。そーゆークスリがもしあったとしても赤ちゃんは結局死んでしまうんだよ。だから堕ろして殺してしまうのと一緒なんだよ。
「…でもぉ…レイラは…、、マミィに死んでほしくないんだも〜ん!」と一気に涙が溢れ出したレイラ。
あのね、レイラ、生きてる以上、死ぬ危険はどこでもあるんだよ。今回は赤ちゃんを産むということになると、その危険度が少し高くなるんだけど、絶対死ぬという確定ではない。その前にやれることが沢山ある。それを全部やってそれでもマミーが死んでしまったならそれは仕方の無い事かなってマミーは思う。それよりも、マミーの安全を考えて、マミーが死ぬと決まったわけではないのに最初から何も一生懸命努力しないで赤ちゃんを外に出して死なせてしまうのはマミーは悲しいな。死なせてしまうのと、殺してしまうのは違うと。。そう伝えた。
色々行ったり来たりの感情はモチロンあったけど、レイラも結局、産む方向で、そしてそれまでの道のりを家族全員でサポートしてマミーや赤ちゃんが安心して出てこれるように頑張ろうということになった。
このやり取りは、友達から色々学びのメールが来る前に話した内容。そのやり取りの後、やっぱり私は私の気持ちを押し付けてたな。堕ろすのが悪いことみたいに言ってしまってレイラの本当の気持ちを引き出してなかったな。ってすごーく思ったので、後日改めて聞いてみた。
堕ろすのも、産んで何かあって死んでしまっても、どっちも悲しいだろうし後悔しないってことはないと思うけど、両方傷つくと思うけど、でも、どっちの方が傷つくとか、どっちの方が悲しい、悪いというのはなくて、堕ろすのも別に良いよって言われたら、レイラはどうしたい?
「え?だってもう、決まったんでしょ」
んまぁ、そうだけどもう一回ちゃんとレイラの気持ちはどうか確認したいの。そう言うと考え込むレイラ。10才の人間にはかなりハードな選択。。
「う〜ん。。お…ろすかなぁ?あ!でもちょっと待って。。え〜‼??難しい…(>_<)」
どっちもきっと傷つくし悲しいとは思うけどどっちの方が気持ちが平和になりやすくて納得できる?うんと、マミーが心配してるのは、赤ちゃんを生むって決めて皆で頑張ると言っても、マミーに何かあって死んじゃった時、すごく悲しくってレイラがやっぱり産むって言わなきゃよかったとか、産むって決めるんじゃなかったと、レイラのせいだって思ったりしないか。ダディのせいだって思ったりしないかってのが気になってるの。
って、そう言ったら…
「へっ⁉ なんで??」
だって。(爆)(^^)どうやらそうは思わないようでして…
「もう、マミーが死んじゃったら仕方無いんだよ。赤ちゃんを堕ろすのはぁ、やっぱり命を無駄にしてることだからぁ、産んだ方がいい」
という事でした…(笑)
案ずるより産むが易しか…
なんだか拍子抜け。でも安心もあったり。10才の子が母がいなくなった状況をどこまで想像できてるかわらかないけど(具体的にはやっぱり無理よね…)、それでもレイラはちゃんと考えてくれてる。普段から物を大切に。野菜や食べ物にも意識があってレイラの元に来てるとか、病気やハンディを持って産まれてる子は自分で選択してきてる凄い子達なんだとか…山に行けば生かされてることを知り一緒に感動したり。。他にもいっぱいちゃんと感じてくれてるなってよくわかる。
改めて。。
レイラはステキな子だぁ〜〜!
と、感じました。
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